しばらく腰痛に苦しんだものの、
「レンジフードを更新してみました」で取り付けたレンジフード Panasonic FY-9HZC4 は、順調に動いています。
しかし、新たな課題が...
「弱」運転では、運転音が非常に静かで、
聴力が衰えた我が家の住人にはほとんど聞こえないのです。
更に運転ボタンのオンオフは、遠目では確認できません。(歳のせいか近くでも分かり難い。)
そもそもレンジフードにはパイロットランプがないので、
一晩中動かしてしまったことがありました。
この時は、風の流れも感じさせない弱運転だったので、レンジフードの存在を完全に忘れていました。
そこで、点けっぱなしを避けるべく、
「運転中」を認識し易いよう、パイロットランプを付けようと思ったのです。
幸い取扱説明書(工事説明書)に結線図がありました。
図中の「シャッター連動用端子」とは、レンジフードの運転時に吸気シャッター及び/または排気シャッターを開けるよう「弱」「中」「強」の何れかがオンの時、100Vを供給する端子。現在電動シャッターは使っていないので、この茶色の線を照明電源回路の青につなげば、運転中にレンジの照明が点灯するようになるでしょうが、
(1)内部の詳細が不明で回り込み回路となる恐れがあり危険
(2)運転中、レンジを常に明るく照明する必要はないので省エネの精神に反する
と云うことで、
この「シャッター連動用端子 」の100V出力を利用して、新たに低消費電力の運転中表示を設けることにしました。
100円ショップで購入した0.5WのLEDランプが、利用できるかもしれません。
パイロットランプとして十分な明るさです。
この中身を見てみます。
100Vコンセントに直挿しするタイプで、抵抗とコンデンサーで制御する一般的な回路です。
これは直ぐにでもレンジフードのパイロットランプとして使えそうです。
しかし、耐熱性はどうでしょう。
レンジフードのスイッチ周辺の温度は、連続運転中の電動機程度です。うっかりファンを回さずにガスレンジを長時間使ってしまうような場合は、更に高温となるでしょう。
こんな条件で、砲弾型のLEDをレンジフード本体に安全に綺麗に取り付けられるでしょうか。室温環境なら樹脂や接着剤で可能と思われますが、別の手段を探した方が良さそうです。
LED表示灯をネットで検索すると、12vや24vの直流用ばかりで、
AC100v仕様があまりヒットしません。
そんな中、これを見つけました。
定格110vAC、耐熱85℃ 防水・防塵性能 は、IP67。パネル取付用で8Φの穴あけで取り付けられます。この際、発光色には拘りませんが黄色なら注意喚起になりそうです。
防水も魅力で、即採用。¥859 送料別です。
6mAと微小電流で既存のコード径で許容電流も問題ありません。
取り寄せたところ、珍しく MADE IN UK でした。
更に、接続部等の安全のため妙な細工をしないで、 シャッター連動用 の専用コードを購入することにしました。
専用コード は¥2,015(税、送料込み)と、ただのコードにしては値が張りますが、耐熱が考慮されていると思われるので採用しましょう。
実際に入手した専用コードの耐熱処理は、上の写真と異なり、白いガラスチューブが使われていました。
LED表示灯のコードにも同様にガラスチューブで耐熱処理したいので、ネット検索すると、
やや細めですが、これを採用します。180℃まで耐えられます。
部材が揃ったので、工事開始です。
シャッター連動用 の 端子は、レンジフードの幕板を外すと中央の丸いカバーに隠されています。
この端子と パイロットランプ を
シャッター連動用コードで接続します。
スイッチカバーを外して、パイロットランプの 取付位置を検討します。
カバー内部に収まれば、熱も避けられます。
パイロットランプが、このLEDランプと干渉しないように取り付ける必要があります。
幸い、左右に十分な空間がありました。
左側に8mmの穴を開け、さび止めを塗ってLEDパイロットランプを取付、
コードに耐熱チューブを被せて取り回し、すべて完了です。
これで消し忘れがなくなるといいのですが、
残念ながら認知機能の衰えそのものを改善することはできません。
このようなアイデアをどんどん形にしていくことで、日々鍛えていこうと思っています。
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