近頃の言葉で
素直に取り込めないものに
”勝ち組”がある
誰だって、運動会では負けるより勝った方がいい。
それは分かる。誰も好んで負けたくはない。
でも、”勝ち組”には運動会で勝った誇らしさとは違った、
奇妙な差別を感ずるのだ。
「おまえには勝てないだろう。」
「おまえが勝つ筈がない。」
そんな響きが伝わるのである。
勝ち組に限らず、人としての優しさが消え失せた近頃だが、
しかし、この言葉には妙な違和感がある。
きっとそれは、入りにくい五つ星のホテルのようなもの。
それが勝ち組なら、負けでもいい。
もっと暖かい寝床が他に たくさんあるのだから。
●訓
みんなで負ければ怖くない。
そう。あんたが対象! あんたが大将!あんたが大勝!
負け犬の遠吠えか...なあ。
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