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古希のよりどころ

辞書によれば「よりどころ」は拠り所と書く
「支えとするもの」「根拠」をいう

まもなく古希を迎える小生の生活や心の拠り所は
何であろうか
改めて考えるも
徐々に遅くなる頭の回転とシンクロナイズするように
我が「よりどころ」が鮮明には心に浮かばないのだ

多くの人に支えられ見守られている筈なのに
具体的説明ができないでいる 

空気のような家族の存在が幸せボケを生み
内面から生じる感覚的な「気づき」が遠のいているのだろうか
そうだ!もっと頭を使おう

小生のより所は刺身の旨いあの店か...それは「寄りどころ」
支えとなるものはやはり常温のあの酒か...それは「選りどころ」

「因りどころ」「縁りどころ」「由りどころ」「依りどころ」...
縁もゆかりもありそうだ

「事ある時は、なほよりどころなく心細げなり《源氏物語・桐壺》」とならないよう
「縁」を大切にしよう

【 よたろ訓 】
ベクトルを 合わせたければ「撚りどころ」も考えるべし


スープの冷めない距離がいいのであれば「四里どころ」もあるが遠すぎるか
色んな「よりどころ」をゆっくり探すと良い
古希はまだ鼻垂れ小僧なのだから

 

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