力強く生きるために
欠かせないと思うものは
土に触れること
幼いころ 自然と戯れて育ったせいか
土のにおいは
心地よさを 与えてくれるもののひとつだ
肝心なことがある
ある程度の 疲労感が伴わないと
土のにおいが 感じられないことだ
なんだか 太古の昔の 農耕民族を彷彿とさせるような
土と格闘した後の 満足感
労働の原点のような
満たされた その疲労には
地球に生まれたことの 運命的な
そんな 喜びを感ぜずにいられない
土に生き
土に返るであろう 至極自然なことに
違和感なく 感動し ときめきを感ずるのだ
歳のせいかもしれないが
妙に 愛おしい存在になっている
人工の素材にはない
何もかも包み込んでくれるような
やさしさが そこにはある
よりやさしく生きるために
もっと 土と戯れようと思う
猫の額のごとき庭にも
受け留めてくれる
確かな手ごたえがある
地球に 改めて 感謝
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