Windows8で組み立て、Windows10に無料アップデートしたパソコンに不具合が発生。
トラブルの状況は...
かみさんのパソコンが立ち上がらないのです。
へー。師匠が作ったパソコンですよねえ。
そう。Windows8の時代に組み立て、Windows10に無料アップデートしたもの。ちょいと古くて、Windows11をインストールできない代物。
今回のトラブルは、電源スイッチを入れると電源ランプが点灯して動き始めるけれど、直ぐに停止してしまうというものです。
...てなことで、調べてみました。
確かに、一旦電源オンになるものの直ぐシャットダウンしてしまいます。
電源スイッチの感触がふにゃッとしていて、押した後の戻りの手応えをハッキリと感じません。
パソコンの場合、
停止中に一瞬電源スイッチオン(短絡)するとOSが起動し、
起動後は電源スイッチではなく、OS側でソフト的に停止操作やスリープモードに入るようになっています。
電源スイッチでの短絡は一瞬であり、スイッチで保持されることはありません。
もし、スイッチオン(短絡)状態が保持されると、
スイッチの長押し状態と同じで、機器はシャットダウンモードに入ります。
【注】OSの設定により、動作が異なる場合があります。
今回の不具合は、スイッチオンのまま保持されたことで、
起動直後にシャットダウンモードに入ってしまうからではないかと思われました。
なーるほど。4秒以上電源スイッチを押し続けるとシャットダウンする設定がありましたねえ。
期せずしてそんな状態になっていたんですかねえ。
そう。強制シャットダウンの状態。
さあて、修理に取り掛かります。
先ずは、ケースを分解し前面パネルのスイッチ(大きな丸いボタン)を外します。
丸いボタンの裏側には半透明の可動部品があり、
これを介してスイッチ(灰色のもの)を押すのです。
通常、押している間のみオン(短絡)になります。
スイッチの動作をテスターでチェックしたら、
オンオフできる時と、オンになったまま保持されてしまう場合がありました。
スイッチの戻りが悪そうです。
市販のPCケースでは同じサイズのスイッチが採用されていることが多いので、我が宝物から似たようなスイッチを探し出しました。
ほほお。
ゴミのようなジャンク品の中から見つけましたか。
これです。サイズはピタリ一致しました。
30年以上も前からパソコンを組み立てているので、宝物がたくさんあるのです。
スイッチの取り付けには、こんな道具を使いました。
樹脂を熱で溶かして接着するグルーガンです。
接着強度は低いですが、作業性ではこんな場面にピッタリと云えるでしょう。
見えない箇所で、且つ接着強度も要求されませんから、
こんな風にべったり樹脂を乗っけて楽に作業できます。
てなことで...
無事に修理完了しました。
流石です。
ところで、Windows10もそろそろサポート終了ですよねえ。
さいで。
このマシンは、chromeOS Flex か、Linuxで活用することになるかも。
まだまだ使い続けますよぅ。
リユース万歳!!!
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