段々寒さが厳しくなってきた。
朝起きると、既に居間のエアコンが動いていて、
暖かい部屋のありがたさを感じる。
ところで我が家は2世帯住宅で、
階下には90歳を超える母が住んでいる。
因みに、母は認知症には決してならないような、
頭脳明晰で、医者にもかからないすこぶる健康体である。
にも拘らず、この母にとって、
毎日、就寝前にエアコンのタイマーを設定するのは、
想像以上に難しい作業のようだ。
・リモコンの画面が小さいので設定値が良く見えない
・確定ボタンを押しても、耳が遠いので設定されたか否か認識し難い
・入時刻設定ならまだしも、「あと○○時間後」の設定しかできない
等々により、タイマー設定を諦めてしまう。
さあてどうしよう。
エアコンの起動電流は大きいので、
アナログやデジタルタイマーを使っても、
電磁開閉器等を入れないと制御は難しいが、大掛かりになってしまう。
色々考えたが、
赤外線リモコンと同じ操作をすることが、最も簡単だと思う。
「ラズベリーパイ等を活用して、LINUXで制御できる。」と調べていたら、
買った方が安い...と云うことが分かった。(ちょっと残念)
選んだのは、
Wi-Fiルーター環境があり、赤外線リモコンで操作する機器なら、
古い型のエアコンでも適用できる。
スマートスピーカーがあれば、声で操作も可能。
このスマートリモコンを、赤外線が届く範囲に設置し、
スマホで動作設定すれば完了。
このリモコンにアクセスして初期設定やタイマー設定値を書き込むには、2.4GHz帯を使う。
オンオフなどの通常の操作は5.0GHz帯でも使えるようだ。
今回の目的は、毎日決まった時刻の運転開始だが、
タイマー設定には、
・「一回のみ」「繰り返し」
・「曜日指定」 「毎日」 「平日」「土日」
・「時刻」
がそれぞれ指定できるので、
「繰り返し」「毎日」「○〇:〇〇」と設定し、スマート家電リモコンに書き込むだけで、その後のスマホ操作は必要ない。
暖房が必要ない季節になったら、設定を変更するだけでいい。それまで毎日忠実に運転してくれるのだ。
簡単に課題解決できた。
また、次のように、
温度、湿度、照度センサーを備え、スマホでそれらの値を確認でき、
家だけでなく、クラウドサーバーを経由して外出先からもアクセスできるので、
次の夏は母の熱中症予防に大いに活用できることと思う。
この温湿度を確認して、エアコン操作ができるのだから。
技術の進歩に脱帽である。
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