少し遠出をしての帰り道
高速道路を走行中
「バン!バタバタバタ...」 と 左後方で大きな音が
その瞬間
「おっと。パンクだな。」 と ゆっくり速度を落とした
意外に冷静に 対応できたのは
少し前から 車内に ゴムを加熱したような臭いを 断続的に感じてはいたが
車外の環境によるものと 解釈していたので
「この車だったのか。」 と がっかりしながら納得したせいだった
ゆっくり左に寄ると
左前方に高速バスの停留所への進入路が見えたので
そこに入ってから 路側帯に停車した
そうして 直ぐに 三角表示板を 30m程後方に置いた
それからは 手慣れたタイヤ交換作業である
が..... タイヤを見て愕然とした
タイヤサイド部が円周状に 完全に引き裂かれていたのだ
そうして かなりの高温になっている
自宅に戻ってから撮った写真がこれだ
タイヤの表側は何ともないが 内側外周が完全に裂かれている状態だった
原因を特定すべく 更に細かく観察すると
何かが刺さっている
いつからかは不明なるも
このために徐々に或いは急激に空気圧が低下したことが破壊の原因に違いない
こやつを 引き抜いてみると
どうやら大きめのカッターナイフの刃のようである
左後方のタイヤだったので
やや車が重いと思ったものの パンクには全く気づかなかった
空気圧が低下したまま高速運転する時の危険な状況は
社団法人日本自動車タイヤ協会のタイヤ安全ニュースNo.68 に詳しい
異臭を感じた時点で 点検すれば防げたトラブルではある
それにしても 不幸中の幸いは
- 高速道路の左側を いつになくゆっくりと走行していたので 自然に左側に退避できた
- 問題のタイヤが前輪でなく後輪だったので ハンドルを強く取られることはなかった
- 平日なので 通行する車両はまばらだった
- 高速バスの停留所という交通量の全くない所で作業できた
- 晴天無風状態の日中であり 作業は直ぐ完了した
それぞれの項目について
もし~ならば と考えると
生きて帰れないどころか
どなたかを巻き添えにしていたかも知れないのである
インチアップ等で 扁平タイヤをご利用の皆様
空気圧の低下が分かり難いので くれぐれも「ブリーディングC.B.U」にご注意下さい
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