しがない 恋が ...
あればこそ
近頃は
「詩」が ない 恋
なのではないだろうか
現実的な 夢ではなく
はてしない 宇宙を
感じとるような
そんな 情緒的な スタンスで
恋をしているのだろうか
邪魔をするものは たくさんある
壮大な 二人の 宇宙観を否定するものが
はびこっているのである
例えば 携帯電話
恋する二人には
とても便利な ツールである
だが
便利さだけなのだ
ツー カー は認めるが
それだけで良いのだろうか
お互いが
相手の思いを
じっくり考える時間が あるのだろうか
例えば 活字離れ
恋する二人には
長々とした説明文は 必要ないのだろうが
情緒あふれる 恋文も
ままならぬ
豊かな生活が
その価値が 金銭だけのものに
なってしまっているのではないか
市場 も そこそこだが
詩情 が ともなわない
豊かな日本語で
恋を 語ってほしい
たとえ 金銭的に貧しくても
そこには 輝く未来がある 筈なのだ
若者の特権を
忘れないでほしい
貧しくても
美しい 「詩」 を
語ってほしい
そういうことに 魅力を感じない世界は
奈落という ことではないだろうか
金で買えない
とても 大切なものがあるのだ
「詩情」 を感じてほしい
【 訓 】
これこそは
“至上” 命令なり
人として 生きる限りは
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