前を走る
軽快な車の その窓から
ごみが捨てられる
そんな光景を
何度となく 見せ付けられる
統計的に考えても
そんな 仕業が 増えているということだ
きょう その主は
若き女性であった
差別をするつもりは 毛頭ない
が
いささか 残念であった
オヤジの醜態ならば
「あんな奴に 絶対なってはならぬ」
と
教育すれば良い
だが 相手は うら若き女性である
かの人は
わが子の前で
平気でゴミを捨てるのだろうか
我が偏見 かも知れぬが
（そうして 本来そうであってはならないと 思うのだが）
幼子の 日頃の教育に
最も近しいのが
母親である
その候補が
平然と
わるさを やってのけるのである
みんながやっていることだから
で いい筈がない
なぜ そんな簡単なことが
分からないのか
自らの車が汚れると
掃除が大変だからか
道路は 自分が掃除しなくても
いつもきれいだからか
ゴミを捨てた その先の ちょいと先の 未来を
想像できないからか
そんな 母親が
どんな教育を 出来るというのか
取り返しのつかない状況に
あるような
空恐ろしさを 感じるのは
私だけだろうか
なにを
どうすれば
人らしくなるのか
ニッポンだけではないようだが
せめて 手本になりたいものだ
さすが ニッポンは と
そうする
すべを
求め続ける
情けなさと 一緒に
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