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I love you

ことある毎に
I love you を 発信しないと
心が 伝わらない
そんな習慣を持った かの民族と

互いの 心もちを
それとなく探り
きっと理解してくれていると そんな淡い期待で
妙な信頼関係を 築き上げる
そういう民族とでは

どうしても 理解し合えない 領域があるのだろう
TOYOTA は やはり
ニッポンの 企業だと
そう思うのだが

大野耐一 が築いたカイゼン の しくみが
内向きであったのかもしれない
無駄を省き 失敗を世に出さないことが カイゼンの
大きな目標であり
それを 着実に成し遂げたが しかし
一旦 白日の下に晒された欠点に対する対応は
多くの ニッポン企業のそれと 大差ない
(欠点ではないのかもしれないのだが 米マスコミは そう騒いでいる)

まことの顧客満足を 考えれば
ブレーキの調整は もっと早い時点で 実行できたであろう
フィーリングの問題 と発言した瞬間に
顧客との間に 大きな壁を作った

フィーリングの問題も カイゼンの ネタである筈だ
(表現が 良くなかった)

カイゼンのしくみや 技術力に
自信過剰になった と いうことなのだろうか
加えて I love you を 素直に云えない ニッポンの企業は
大きくなればなるほど
小回りが利かず 曖昧な姿をさらけ出すのだ

ここは 素直に I love you か
ニッポンの 暮らしぶりからは
抵抗があることではある

連発すると 軽々しい気がするのは
私だけではないだろう

だが 文化が違う以上
心して進めねばならないことではある
説明責任とは
そういうことなのであろう

ニッポン中が 試されているような気もする
I love you も 云えないのかと
誰がための カイゼンか
それを 明確に示すことも 求められよう

プリウスのライフサイクルは 我々にプラスとなるのか否か
ブレーキやアクセルは
本当に安全なのかどうか
質問は 単純明快なのである

曖昧さを 切り捨てる必要がある
慣れ親しんだ 文化ではあるのだが
さて あしたから
I love you か

むりだなぁ この じいには

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