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台所のゴミ箱を隠してみると

(この記事は、2013年の投稿を再編集したものです。)

我が家のキッチンはLDKとして建屋の2階にある。
広く使いたいのだが、
頻繁に階下にゴミを持ち出す訳にもいかないので、
どうしても大きなゴミ箱が必要となる。

それらは部屋の片隅に
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このように置いてあるが、「なんだかなぁ。」である。

そこで使い勝手の良さそうな収納場所を探すと、
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ここしかない。システムキッチン横の壁に作り付けの棚があるが、その下はただの壁だ。
そうして、その裏側は階段。
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利用できそうだが、出来れば開放しておきたい場所だ。
ステップの上部には比較的余裕はあるものの、
大きな家具などを搬入する時には確保しておきたい空間である。
無念。

...でも 何とかしたい...何とかしなければ...何とかしよう。
そんな一念で、壁を撤去することにした。
強度的にも問題ない部分(と勝手に解釈)だ。

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先ずはカッターで石膏ボードの一部を切り取る。
電源ケーブル等がないか、全体を取り去ることが出来るか確認するためだ。
この時、間柱の部分を避けるためノックして音の違いで判断する。
間柱の場所が分かり難く、正確に知りたい場合は、こんなセンサーもある。

因みに、この段階で壁の撤去をあきらめた場合は、
この穴の裏側に木片をボンド付けして、再度石膏ボードを貼る。
パテで段差を極力なくして壁紙を貼れば、誰も気づかない程に修復出来る。

さて、150mm□程度開ければ中の様子は分かる。
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真ん中に柱があるので左側も穴を開けて同様に確認する。
電源や配管など、何もないので写真のように壁紙をきれいに切って剥がしておく。全体の壁紙を張り替えないで済むように、周囲に被害が及ばないようにするためである。

更に、なるべく粉塵が出ないよう、カッターを使い何回も石膏ボードを切り込む。
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集塵機があれば、電動ノコ等で一気に取り外せるのだが...

階段側の石膏ボードは、脚立で足場を確保しながらの作業。
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大変だったが、無事開通。

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切り口を処理して、
両サイドにスライドレールを取り付け、引き出しをセットして動作チェック。
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左右のスライダーの並行度と水平が、引き出しの滑らかさに影響するので、慎重に調整しておく。

軽快にスライドするようになったので、
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引き出しの前面に幕板を取り付けて、壁紙で化粧を施す。

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我ながらスッキリと収まった。

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壁面と幕板との密着度は斜めの棒(遊休カーテンレール)で微調整する。

尚、ダンパー付きのスライダーなので、
勢い良く閉めても、最後はスーッとゆっくり閉じてくれる。
他愛もないこんなことが楽しくて、しばし戯れる。

大物搬入時の階段スペースを確保するために、
引き出しだけでなく、階段側の邪魔物をすべて簡単に取り外せる仕様とした。
従って、搬入時は改造前とほぼ同じ状態に戻せるので、何ら問題ない。


取っ手とスライダー以外は、手持ちの材料だけで作り上げる、やっつけ仕事だったが、概ね良好な出来映えとなった。

材料が材料なので、木枠類の色調が既存のそれと違っているのは残念だが、手作りっぽくて良いかも知れない。

安価で機能的な引き出しレールが市販されている。
仕様を充分調べて最適なものを選定すれば、とても便利に使える。
お蔭で部屋から大きなゴミ箱がなくなって、本当にすっきりした。
因みに夏場の匂いだが、台所側、階段側ともに少しも感じない。

台所だけにキッチンと片付きました。
おあとが宜しいようで...

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