カメラに 興味を持ったのは
中学1年の頃
まだ 一眼レフなど
触ったことも 見たこともない
そんな時代
カラー写真も やっと出始めで
まだまだ モノクロの世界であった
ごく一般的な カメラを
手にしていたが
そのマニュアルを
毎晩 食い入るように 見つめ
ほぼ全てを 覚え込んだ
オタク少年だったのか
自覚はさらさらないが
脇から見れば そうなのかも知れない
そうして
被写界深度や 絞りとシャッタースピードの関係を
身体で 憶えた
近頃は コンピュータがらみの情報に
のめり込んでいたので
そんな カメラの技術に
長い間 触れられないでいた
ある きっかけがあって
一眼レフの レンズを調べたら
15倍ズームや 手振れ防止機能等など
すばらしき 進化があるではないか
ああ
またまた オタッキーな興味が
沸いてくるのである
結果の芸術性よりも
道具の 先進的技術に
なぜか 惹かれてしまうのである
これさえあれば
何でも出来そうな予感に
うちふるえる
オタク以外の何者でもないのだが
しかし
これを体感しないのは
不幸というほかないであろう
なんとかして 手中におさめたい
ニッポンが ニッポンたる そんな産業が
まだまだ存在する
なにやら 漠然とした安心感を 覚えつつ
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