二人の子を育て(主語は専らかみさんである)
既に孫は 二人半
子供たちには
おもいやりがあれば それで充分
と
そのことだけを 考えて
育ててきたつもりだ
ほんとうに
それで良かったのかどうか
未だにわからない
やさしさゆえに
いじめられることもあったであろう
ただ
兄妹それぞれ
優しい相手を見つけ
幸せに暮らしているようだ
人を思いやるということは
簡単そうで それでいて難しいことかもしれない
本当の思いやりと
我輩が 教えた思いやりには
雲泥の差があるやも知れぬ
打算溢れる 我儘なそれを 教え続けたのかもしれない
と 反省している
話は変わるが
武術で云うところの槍というものは
突き出すのが三分で
引くのが七分なんだそうで
引きようが遅いと 千段巻きのところを切られてしまう
突き出すのを「やり」 引くのを「くり」 と云うらしい
さっと突いて
パーッと引く
槍ほど忙しいものはないので
やりくりというのは ここから始まったというくらい
大変なのだそうだが
我が教えも
やりくりの大変な
重い槍 ... だったのかもしれない
打算を省みつつ これからを思う
真のおもいやりとは
コメント
久しぶりに遊びにきましたら
きれいにオチていました。
うちのガキにも
もう少しオモイヤリを持たせてみよーっと。
謎の管理人様
コメントありがとうございます
自主性を尊重して
自然体で
やり・くり を任せてみるのも
よろしいかと
我輩の出来なかったこと ではあります
「遣り繰りを 言って聞かせてやってみせ 真心伝える 重い槍」
[…] やっぱり 【おもいやり】かな […]