外国に行くと
人々の振る舞いに すばらしさを感じたり
何もなくても 豊かさを感じたりする瞬間がある
そうして 美意識の違いに 驚いたりするのだが
押しなべて 異人さんは
おおらかである
断定してしまったが
憶測以外の何ものでもない
言葉が通じていないから
どうしても 印象の良い方向に傾くのだ
見えない部分は 脳が一番美しいものを
あてがってくれるように
聞き取れない言葉は リズミカルな音楽のように
心地よく響き
そうして 全体のイメージが
理想の姿に近づいてゆく
そこに コンプレックスが ダメを押す
こうして いつまでも
欧米に 追いつけないでいるのである
アメリカに次ぐ 経済大国なのに
いつまでも ゆとりがないのは
なぜだろう
日本語の苦手な人が見る日本は
すばらしい国なのだろうか
ゆとりを 感じ取れるのだろうか
こんな不況に 緊迫感がないのは
ゆとりのせいなのか
政治家にも 危機感を感じない
酩酊会見となったローマのワインは やっぱり 平和ボケか
だとしたら この世界一の平和を
誇るべきなのだ
これこそが ニッポンのゆとりだと
本当に平和なのかが問題だが
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