ぼうけんしん
危険を承知で冒す なんとも挑戦的な心もちを言う
これがない
今の若者には これがないことに気付いた
私たちのように 半世紀前の者は 随分 危ないことをしでかしてきた
具体的な表現は避けるが
危なっかしいことを 平気で 続けてきたように思う
危険を承知で
色々なことに 挑戦してきたのだ
結果
さほどの 痛手を受けてはいない
「危険を承知で」行う あらゆることについて
その危険を 十分理解していたからだろう
そうして
その危険に直面したときの対応を
身体で 覚えていたように思う
さて若者は どうか
想定される危険について
リアルなイメージが 浮かぶのだろうか
想像力が 乏しくなっていないか
物心ついてから 豊富に情報を与えられ
バーチャルなものを含め
繰り返し繰り返し 刺激され続けた結果
想像する能力が 衰えていないだろうか
想像は 創造にも つながる
ある行動の 次の瞬間や
第三者が見る自身の姿について
想像を巡らすことが 苦手になっていないか
そのプロセスは
人の痛みを知るうえで とても重要なもので
そうして それが
コミュニケーションの 大切な小道具でもあると
そう思うのだが
その心もちが 育まれていないように 感ずるのだ
動画は確かに おもしろい
漫画は漫画でおもしろい
が しかし
音声や文字だけに頼る文化の方が
はるかに訴えるものがあり
想像力を掻き立てる フィロソフィーが そこにある
もっともっと
語り合う時間を つくる必要があろう
【 訓 】
親子も 夫婦も 恋人たちも
向かい合う 相手は とても大切な人なのだから
時々でいい
ゆったりと 互いの意を汲みながら
( 酌みながらも なかなかのものだ )
本音で 語り合うがいい
そうして 冒険心からか
また 杯が 過ぎてしまう
「 某・健診 の アスタリスクに やや怯え 」
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