日本酒には マグロ カツオを始め ウニやイクラ アタリメ からすみ等
とても 大切な友達がある
そうして やや濃厚な ドイツビールには
乾いた歯ごたえのあるパンが良いようだ
ワインも どちらかというと
フランスパンだけで 充分楽しめる個性的な 印象だ
誰が決めるものでもない
歴史や文化が育んできた 相性である
特に アルコールに
その育った土地の 空気を感ずるのは
私だけだろうか
とても美味しいと思って 中国から持ち込んだ 酒も
ニッポンで呑むと 少し違和感を感じたりすることも
「空気」の仕業である と 思っている
本当は
「空気」ではなく 料理や 人々の会話なのかも知れないが
私にとって 旨い酒の 相手は
「空気」だと 勝手に思い込んでいるのである
本当に旨い酒の そのアテは その場の空気だと
そういえば 「KY」には 深い意味があるような
ないような
冬至の いいえ 当時の酒に
あまたの思い を 振り返り
今宵も 性懲りもなく 傾けている
空気のような 存在こそが
求め 求められるものなのか
ほんとうの相性って 何なのか
グラスの向こうに もっと幸せがあるものなのか
ニッポンは これで良いのか
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